D3.jsとjsdomを使って、SVGファイルを作る方法です。

基本形

SVGファイルを作るに当たって、過去にQiitaに投稿したものを参照したら動作しませんでした。 どうやらjsdomが色々変わったらしいので、新しいバージョンで動くように書き換えました。

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d3@4.11.0
jsdom@11.5.1

makeSVG.js

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const d3 = require('d3');
const jsdom = require('jsdom');
const { JSDOM } = jsdom;

const document = new JSDOM().window.document;
const size = {
  width: 900,
  height: 1200
};
const svg = d3.select(document.body)
              .append('svg')
              .attr("xmlns",'http://www.w3.org/2000/svg')
              .attr('width', size.width)
              .attr('height', size.height)
              .style('background-color', "#363b44");

console.log(document.body.innerHTML)

Command Line

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$ node makeSVG.js > output.svg

output.svg

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<svg xmls="http://www.w3.org/2000/svg" width="900" height="1200" style="background-color: #363b44;"></svg>

これが基本形です。makeSVG.jsがconsole.log()で出力した内容を、>(リダイレクト)でファイルoutput.svgに出力しています。 jsdomの書き方が過去のものとは少し変わりました。

その他変更点など

過去の記事ではd3.queue()d3.jsonで国土地理院のベクトルタイルを読み込みましたが、今回ローカルのファイルを読み込むに当たってd3.jsonが使えなかったので、代わりにfs.readFileを使用します。

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const fs = require('fs');

// 上記の基本形は省略

const q = d3.queue()
            .defer(fs.readFile, './data/j1results.json')
            .defer(fs.readFile, './data/j2results.json')
            .defer(fs.readFile, './data/j3results.json');

q.awaitAll((err, files) => {
  if (err) throw err;
  const data = files.map(str => JSON.parse(str));
  
  /** D3 Scripts
    * ex. svg.selectAll('rect')
    *        .data(d3.merge(data))
    *        .enter()
    *        .append('rect')
    *        ...
    */
  
  console.log(document.body.innerHTML);
});

fsを使うなら、ファイルの出力方法はconsole.log()ではなく、fs.writeFile()でもいいかもしれません。お好きな方をお選びください。

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fs.writeFile('output.svg', document.body.innerHTML, (err) => {
  if (err) throw err;
  console.log('save successful!');
});

D3.jsで描写したSVGはcssで要素のスタイルを設定する場合が多いのですが、SVGファイルはcssが読み込めません。selection.attrで地道にスタイリングしましょう。

以下は作成したSVGファイルの例です。

2017年の明治安田生命Jリーグ全試合の観客数

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SVGファイルをpngに変換(imagemagick編)

SVGファイルをpngに変換する方法はいくつかあると思いますが、まず最初にimagemagickを使う方法を試してみます。

imagemagickでpngに変換したもの

Command Line

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$ convert -density 120 -background "#363b44" \
  -font "/Library/Fonts/KozGoPr6N-Regular.otf" input.svg output.png
  • -densityは倍率と考えてよい(実際の定義は知らない)
  • -backgroundを設定しないと背景透過になってしまいます
  • -fontでフォントを指定しないと日本語は文字化けしてしまいます

フォントが変わる部分はさておき、SVGの透過度も再現してくれないのでかなり微妙な出来となってしまいました。

参考: convert コマンドでラベルに日本語を含むsvgをPDFに変換

SVGファイルをpngに変換(Headless Chrome編)

imagemagickの他に何かいい方法ないかなと調べてみたらHeadless Chromeという機能がChromeに備わっているということを知りました。
これを使ってhugoで立てたローカルホスト内のSVGファイルをキャプチャしてみます。

参考: ヘッドレス Chrome ことはじめ Google Developers

headless chromeでキャプチャしたもの

Command Line

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$ alias chrome='/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome'
$ chrome --headless --disable-gpu --screenshot --window-size=900,1200 http://localhost:1313/input.svg

元のSVGファイルとほぼ同じ状態のpngが生成できました。(当たり前といえば当たり前なのですが)
画像のサイズは、指定したウィンドウサイズの2倍(この場合だと1800x2400)ですが、imagemagickで生成したものよりも小さい容量になりました。

  • imagemagick: 1125x1500 524KB
  • Headless Chrome: 1800x2400 496KB

手軽に綺麗なキャプチャができるので、今後Headless Chromeを使うことが多くなりそうです。

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