入場者数について

入場者数について

入場者数と入場料収入はプロスポーツクラブの人気の度合いを直接的に表す指標です。

入場者数の見方

シンプルに入場料収入入場者数を見ればそのクラブの人気の度合いがわかると思います。昇降格後の数字の変化にも注目です。

入場者数の項目

  • リーグ戦入場者数: Jリーグ、JFL、地域リーグの入場者数
  • リーグカップ入場者数: ナビスコカップ、ルヴァンカップの入場者数
  • ACL 入場者数: AFCチャンピオンズリーグおよびプレーオフの入場者数
  • プレーオフ入場者数: CS、J1昇格プレーオフ、入れ替え戦などの入場者数
  • セカンドチーム入場者数: U-23チームの入場者数 (JFL以下のセカンドチームは除く)

以上、ホーム主催試合の入場者数合計を「年間入場者数」、試合数を「ホーム試合数」としました。なお、Jエリートリーグやエキシビジョンマッチの観客数は算入していません。

客単価

客単価は入場料収入を年間入場者数で割って計算したもので、観客一人当たりのチケット単価を表します。チケット単価は、チケットの席種別の価格と販売割合によって決まります。高価な席種の割合が大きくなれば客単価は上がり、高価な席種の売れ行きが悪かったり、無料招待券を多く発行すると客単価は下がります。

発展

入場料収入の増やし方

入場料収入は客単価と年間入場者数の積で示されるので、入場料収入の変化率は客単価の変化率と年間入場者数の変化率の和で近似できます。(ただし変化率が大きすぎる場合は当てはまりません)

このモデルは、年間入場者数が5%増えたとしても、客単価が5%下がると入場料収入は増加しないということを示しています。

客単価
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入場料収入
入場者数
客単価と入場者数の関係

一般に、客単価と入場者数には負の相関があります。いわゆる需要曲線です。需要が一定の場合、チケット料金を下げると入場者数は増加し、チケット料金を上げると入場者数が減少するという関係が成り立ちます。

客単価
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入場料収入
入場者数
需要曲線のシフトによる入場料収入の増大

前述の通り、入場料収入を増やすには、客単価を下げないように入場者数を増やすことが求められるため、安易な結論になりますが、需要を喚起するクラブの営業努力が必要になります。

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