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理念強化配分金

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理念強化配分金は2017シーズンの成績を最初の対象として新設された制度で、前年度のJ1リーグ上位クラブなどを対象に支給される、Jリーグ配分金制度における傾斜配分の中核をなす配分金です。
いわゆる「DAZNマネー」と呼ばれることもありますが、賞金とは異なり、翌事業年度から最長2年間(旧制度では3年間)にわたって支給される可能性がある点が特徴とされています。

使途は、以下の目的に限定されています。

  1. 日本サッカーの水準向上および普及促進
    選手獲得充当など
  2. 若年層からの一貫した選手育成
    アカデミーコーチ強化、海外遠征費、練習環境整備、育成グラウンド照明工事など
  3. フットボール環境整備
    クラブハウス食堂、選手バス、データ分析、育成施設改装、育成グラウンド照明工事、芝生張替工事、練習場散水設備、芝生管理設備、その他設備
  4. 地域交流・国際交流およびスポーツ文化の振興
    海外展開、地域交流、集客イベント

2018年理念強化配分金活用実績新規タブで開きますを参考に作成)

理念強化配分金は、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020~2022シーズンの順位に基づく支給が停止されました。
その後、2024年度からは「競技順位配分」と「人気順位配分」という新たな方式によって支給が再開されています。

2026年現在の理念強化配分金

2023年の配分金制度改革新規タブで開きますにより、理念強化配分金は、前年のJ1リーグ順位を基にした「競技順位配分」と、DAZN視聴者数などを基にした「人気順位配分」という二つの方式によって配分されています。

「競技順位」配分

表1: 現行の理念強化配分金「競技順位」の支給方式
順位総額1年目2年目
15.0億円2.5億円2.5億円
23.6億円1.8億円1.8億円
32.2億円1.5億円0.7億円
41.5億円1.5億円
51.2億円1.2億円
60.9億円0.9億円
70.6億円0.6億円
80.5億円0.5億円
90.4億円0.4億円
100.3億円0.3億円
合計16.2億円11.2億円5.0億円

従来の方式では、前年のJ1リーグ上位4クラブを対象に、次年度以降の最大3年間で総額27.8億円が支給されていました。
これに対し、新方式の「競技順位」配分では、支給対象がJ1リーグ上位10クラブに拡大されています(2024年のJ1クラブ数増加に伴い、9クラブから10クラブに変更)。支給期間は最大2年間とされ、総額は16.6億円です。

引用始まり

野々村芳和チェアマンは17〜19年にかけての制度について「トップを引っ張ってくれるクラブが出てくることになったか、費用が一体どういうものに使われたかを精査した上で、リーグの評価としてあのやり方ではなかったという結論」と説明しました。支給対象を広げた理由については、「いまのJリーグは20番目、25番目のクラブと上のクラブとの差がなくなっているなか、トップ10に入るようなクラブを目指すモチベーションになるような傾斜にしたほうがいい」と背景を語っています。

引用終わり出典Jリーグ配分金は“均等”から“結果”へ!! 理念強化金がJ1上位9クラブに拡大、降格救済金は今季限りで廃止新規タブで開きます
表2: 現行方式「競技順位」によるクラブへの支給額(26特別シーズン以降は判明次第加筆予定)
順位クラブ総額20242025
1神戸5.0億円2.5億円2.5億円
2横浜FM3.6億円1.8億円1.8億円
3広島2.2億円1.5億円0.7億円
4浦和1.5億円1.5億円
5鹿島1.2億円1.2億円
6名古屋0.9億円0.9億円
7福岡0.7億円0.7億円
8川崎0.6億円0.6億円
9C大阪0.5億円0.5億円
合計16.2億円11.2億円5.0億円

2026年版の『配分金規程』によると、2024シーズンおよび2025シーズンの成績に基づく理念強化配分金は、半期として扱われる26特別シーズンを含む3事業年度にわたって配分されることが明記されています。一方で、各事業年度における具体的な配分方法については、公開されている資料からは明らかになっていません。

「人気順位」配分

表3: 現行の理念強化配分金「人気順位」の支給方式
順位総額1年目
11.7億円1.7億円
21.2億円1.2億円
30.7億円0.7億円
40.5億円0.5億円
50.4億円0.4億円
60.3億円0.3億円
70.2億円0.2億円
80.2億円0.2億円
90.1億円0.1億円
100.1億円0.1億円
合計5.4億円5.4億円

新方式では、理念強化配分金に「人気順位」配分が新設されました。DAZN視聴者数などを基に算出される年間ファン指標の上位10クラブを対象に、総額5.4億円が支給されます。

新方式による理念強化配分金は、2023シーズンの成績を対象として、2024年度から支給が開始されました。「人気順位」配分の基となる年間ファン指標順位については、上位10位までが公表されています。

表4: 現行方式「人気順位」によるクラブへの支給額
順位クラブ総額2024
1浦和1.7億円1.7億円
2神戸1.2億円1.2億円
3横浜FM0.7億円0.7億円
4川崎0.5億円0.5億円
5鹿島0.4億円0.4億円
6名古屋0.3億円0.3億円
7G大阪0.3億円0.3億円
8札幌0.2億円0.2億円
9新潟0.1億円0.1億円
合計5.4億円5.4億円

過去の理念強化配分金の支給方法

表5: 旧・理念強化配分金の支給方式
順位総額1年目2年目3年目
115.5億円10.0億円4.0億円1.5億円
27.0億円4.0億円2.0億円1.0億円
33.5億円2.0億円1.5億円
41.8億円1.8億円
合計27.8億円17.8億円7.5億円2.5億円

制度導入当初の理念強化配分金は、前年のJ1リーグ上位4クラブを対象に、最大3年間にわたって支給される制度でした。その中でも配分には大きな濃淡が設けられており、とりわけ優勝クラブには初年度に重点的な配分が行われ、翌年度に10億円という巨額が支給される設計となっていました。

2019シーズンからは支給方式の見直し新規タブで開きますが行われ、年度ごとの支給額の偏りを小さくする方針が示されました。しかし、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響により、2019シーズンの成績に基づく支給を最後に、理念強化配分金の支給は一時停止されました新規タブで開きます

表6: 旧・理念強化配分金の支給額
順位クラブ総額201820192020
1川崎15.5億円10.0億円4.0億円1.5億円
2鹿島7.0億円4.0億円2.0億円1.0億円
3C大阪3.5億円2.0億円1.5億円
41.8億円1.8億円
合計27.8億円17.8億円7.5億円2.5億円
表7: 旧・理念強化配分金のクラブ別支給額
クラブ総額20182019202020212022
川崎32.8億円10.0億円14.0億円7.3億円1.5億円
横浜FM15.5億円5.5億円5.0億円5.0億円
鹿島14.0億円4.0億円4.0億円4.5億円1.5億円
広島7.0億円4.0億円2.0億円1.0億円
FC東京7.0億円2.5億円2.5億円2.0億円
C大阪3.5億円2.0億円1.5億円
1.8億円1.8億円
札幌1.8億円1.8億円
合計83.4億円17.8億円25.3億円21.8億円11.5億円7.0億円

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