理念強化配分金の支給額

理念強化配分金の支給額

理念強化配分金は2017年シーズン以降のJ1リーグの成績を基に2018年から支給が始まりました。しかしながら2020年の新型コロナウイルスの影響を受け、2020年シーズンから2022年シーズンの成績に基づく理念強化配分金の支給は停止しています。

2023年には配分金方式の変更があり、理念強化配分金の支給方法も新たなものになりました。新方式ではこれまで同様J1リーグの成績に基づく「競技順位」配分に加え、DAZN視聴者数などのファンベース数に基づく「人気順位」配分が新設されています。

2023年度配分金について (2023年1月31日)
aboutj.jleague.jp

2024年シーズン以降の配分金

「競技順位」配分

成績1年目2年目総額
優勝2.5億円2.5億円5.0億円
2位1.8億円1.8億円3.6億円
3位1.5億円0.7億円2.2億円
4位1.5億円-1.5億円
5位1.2億円-1.2億円
6位0.9億円-0.9億円
7位0.7億円-0.7億円
8位0.6億円-0.6億円
9位0.5億円-0.5億円

以前の方式では前年J1上位4クラブに対して次年度以降の最大3年間、総額27.8億円が支給されていましたが、新方式の「競技順位」配分ではJ1上位9クラブが対象になりました。支給年度は最大2年間、総額16.2億円が支給されます。

野々村芳和チェアマンは17〜19年にかけての制度について「トップを引っ張ってくれるクラブが出てくることになったか、費用が一体どういうものに使われたかを精査した上で、リーグの評価としてあのやり方ではなかったという結論」と説明。支給対象を広げたことについて「いまのJリーグは20番目、25番目のクラブと上のクラブとの差がなくなっているなか、トップ10に入るようなクラブを目指すモチベーションになるような傾斜にしたほうがいい」と背景を語った。

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「人気順位」配分

ファンベース数支給額
1位1.70億円
2位1.20億円
3位0.70億円
4位0.50億円
5位0.40億円
6位0.30億円
7位0.25億円
8位0.20億円
9位0.15億円

また理念強化配分金の新方式には「人気順位」配分が新設されました。DAZN視聴者数などを基に決定した年間ファン指標の上位9クラブに対して総額5.4億円が支給されます。

新方式による理念強化配分金は2023年シーズン以降の成績を対象に2024年度から支給が始まりました。「人気順位」の基となる年間ファン指標順位は上位9位まで公開されています。

2024年度理念強化配分金の支給対象候補クラブおよび2023年度ファン指標配分金支給対象クラブ決定 (2024年2月20日)
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過去の理念強化配分金の支給方法

2017年シーズン、2018年シーズンの成績

順位1年目2年目3年目
優勝10億4億1.5億15.5億
2位4億2億1億7億
3位2億1.5億-3.5億
4位1.8億--1.8億

2017年シーズンの成績上位クラブには2018年度から2020年度まで、2018年シーズンの成績上位クラブには2019年度から2021年度まで理念強化配分金が支給されます。

2019年シーズンの成績

順位1年目2年目3年目
優勝5.5億5億5億15.5億
2位2.5億2.5億2億7億
3位2億1.5億-3.5億
4位1.8億--1.8億

2019年シーズンの成績上位クラブには2020年度から2022年度まで理念強化配分金が支給されます。

リンク

2023年度配分金について (2023年1月31日)
aboutj.jleague.jp
2019シーズンの順位に基づく理念強化配分金の各年支給基準額について (2019年9月24日)
www.jleague.jp
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