栃木SCが2021年度決算を発表

栃木SCを運営する株式会社栃木サッカークラブは2022年4月25日、2021年度の決算を発表しました。

主な指標

2021年度決算 損益計算書 (抜粋)

収支のバランス

2020年度決算では、新型コロナウイルスの影響によりスポンサー収入、入場料収入が低下し、約1億円ほどの減収となっています。しかしながら、営業費用の削減によって黒字を達成しています。コロナ禍においても収支のバランスが崩れることがなかったため、2021年度決算においてもバランスの良い収支を継続しています。

コロナ禍以前の水準との比較

栃木SCの2021年度決算の営業収入は9.78億円です。コロナ禍以前の水準を上回り、過去最高の営業収入を達成しています。
内訳を見ても、スポンサー収入、入場料収入がそれぞれコロナ禍以前よりも約1000万円ほど低い数値ですが、ほぼ回復していると言っていいでしょう。入場料収入については、プレスリリース内において「カンセキスタジアムの特需」と表現されています。

特に2020年にオープンしましたカンセキスタジアムとちぎでは、スタジアム新設の特需もあり、新型コロナウイルス感染症拡大以前と比較すると未だ少ないものの平均入場者数は3,861名（前年対比153.1%)と、多くの方にご来場頂くことができました。

売上高については、広告料収入はスポンサー様のご協力もあり496,650千円(対前年107.0%）の増収となりました。また、カンセキスタジアムとちぎの特需により、入場料収入は105,144千円(前年対比153.5%)、グッズ収入が81,181千円（前年対比123.1%)と増収し、総売上高は979,788千円（前年対比114.6%)となりました。

2021年度決算 貸借対照表 純資産の部

栃木SCは、クラブライセンス判定において財務基準が対象となる前の2012年度、2013年度に債務超過になっていましたが、その後の収支改善によって、十分な額の純資産がある状態を維持しています。

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