ヴァンラーレ八戸が2021年度決算を発表

ヴァンラーレ八戸を運営する株式会社ヴァンラーレ八戸は2022年5月11日、2021年度の決算を発表しました。

株式会社ヴァンラーレ八戸2021年度決算報告 (2022年5月11日)

主なトピック

過去最高の営業収入と均衡した収支の継続
純資産の少なさは懸念

主な指標

項目	数値	前年比
営業収入(純売上高)	3.61億円	1.00億円
経常利益	0.04億円
当期純利益	0.04億円	0.01億円
純資産(推定)	0.12億円	0.04億円

今回発表されたのは、純売上高(営業収入)、販管費及び一般管理費(ただしJリーグ区分とは異なる)、経常利益、当期純利益の4項目です。貸借対照表は発表されていないため純資産は推定となります。

損益計算書 (抜粋)

(単位: 百万円)	営業収入	経常利益	当期純利益
2019決算	302	6	6
2020決算	261	4	3
2021決算	361	4	4
前年比	100	0	1

貸借対照表純資産の部

(単位: 百万円)	純資産	資本金	利益剰余金	(当期純利益)
2019決算	3	59	-50	6
2020決算	8	59	-46	3
2021決算	12	59	-42	4
前年比	4	0	4	1

2021年度決算の貸借対照表は公開されていないため推定値になります。

1. 過去最高の営業収入と均衡した収支の継続

今期は434万円の経常利益、414万円の当期純利益と過去2期と同じく、3期連続の黒字を達成することができました。

ヴァンラーレ八戸の2021年度決算の営業収入(純売上高)は3.61億円と発表されています。コロナ禍以前である2019年度の営業収入3.02億円を超え、過去最高の売上高を更新しています。また微額ながら3期連続で当期純利益を計上しており、コロナ禍でありながら均衡した収支を継続しています。

2. 純資産の少なさは懸念

一方で均衡した収支を継続しているものの純資産額の少なさは懸念されます。
2021年度内に増資をしていないならば、2021年度決算における純資産額は約1200万円。単年1200万円以上の当期純損失で債務超過になってしまいます。2022年度以降は新たに債務超過になることが認められていないため、念入りに収支を合わせなければなりません。

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