2022年11月01日
カターレ富山が第三者割当増資の実施を発表
カターレ富山を運営する株式会社カターレ富山は2022年11月1日、第三者割当増資の実施を発表しました。
さて、題記の件につきまして、昨日開催の臨時株主総会並びに取締役会にて「財務体質の強化並びに新株主参加による組織の活性化促進」を目的とした第三者割当増資を実施する決議をいたしましたので、ここに謹んでご報告をさせていただきます。
増資の内容
新株発行による増資規模は既存株主法人並びに新規株主候補法人を合わせ約1億円とし、また新規株主は「地域で支える」という観点から原則、県内法人で、過去来継続的な協賛実績を有する10社(既存株主32社)、そして各社当たりの持株数は「みんなで支える」という観点から特定の法人に集中しない分散均等割当を予定しております。今後、対象法人への募集事項等の通知を行い、申込みを受け付けた上で、12月中旬を目処に諸手続きを完了いたします。
今後、弊社が上位カテゴリーにステップアップしていく際、トップライン(年商)も相応に引き上げながらの運営となりますので、その際に生じるリスク(赤字)を一時的に吸収しなければならないケースも想定されることから、本増資は、必要なコストの上昇に見合った収益を確保できない場合でも、資本規模を上げることでリスクマネジメント可能な財務体質を構築するものであります。
また、設立以来、新規株主の参加がなかったことによる組織マ ネジメントの硬直化を抑止する目的で、従前より参加の意向を表明しておりました法人を新たに株主として迎え入れ、組織の活性化を図って参ります。
増資の規模は約1億円、引受先は既存株主を含めた県内法人10社としています。
増資の目的として、財政基盤の強化の他に新規株主の参加による組織マネジメントの活性化を掲げています。
追記 (2023年4月11日更新)
カターレ富山は2023年1月31日、第三者割当増資の完了を発表をしました。
今回の増資の規模は8400万円、うち1/2は資本準備金に計上されます。
増資後の資本金は1億3850万円、資本準備金は7050千円。既存株主32社のうち15社と新規株主8者が増資を引受け、株主数は40社となりました。
(単位: 百万円) | 純資産 | 資本金 | 資本剰余金等 | 利益剰余金 |
---|---|---|---|---|
2021決算 | 107 | 97 | 28 | -18 |
増資後 | 191 | 139 | 71 | -18 |
差分 | 84 | 42 | 43 | 0 |
報道によるとカターレ富山は2022年度に約6千万円の純損失を計上する見込みです。2021年度の純資産は1.07億円であるためこの純損失による債務超過化の可能性はありませんが、増資によって今後単年の収支に拘らない積極財政を敷く際に債務超過化のリスクを軽減することができます。
今季は、戦力面や資金面でカターレを上回るクラブが増えたことから、昇格争いを勝ち抜くためJ2時代と同等の強化費を計上し、当初から約6千万円の最終赤字を見込んでいる。今回の増資は、赤字で純資産が減ることへの影響を和らげる狙いもある。
記事内容はdmenuニュースより
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kitanihon/region/kitanihon-20221101002311 (リンク切れ)
更なる財力アップに備えた増資…チームだけでなく会社もカテゴリーアップへの布石を打った。
同時に、 #県民クラブ 化を更に強めるため、資本構成から特定の法人に頼らず「地域で支える」「みんなで支える」体制を強化した。
富山ならもっともっと出来る❗️#ke #カターレ富山 #kataller https://t.co/zSD4JkOCiJ— 左伴繁雄 / Shatyoo (@shatyoo) October 31, 2022
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