2023年04月25日
ガイナーレ鳥取が2022年度決算を発表
ガイナーレ鳥取を運営する株式会社SC鳥取は2023年4月25日、2022年度決算を発表しました。
主な指標
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
営業収入 | 4.86億円 | 1.05億円 |
営業費用 | 4.72億円 | 0.26億円 |
営業利益 | 0.14億円 | 0.79億円 |
経常利益 | 0.08億円 | 0.78億円 |
当期純利益 | 0.05億円 | 0.88億円 |
純資産 | ▲2.36億円 | 0.05億円 |
ガイナーレ鳥取の2022年度の営業収入は4.86億円。前年比1億円以 上の増収により2014年のJ3降格以降最高の営業収入を更新しています。その結果525万円の当期純利益を計上しており、2018年度以来の4期ぶりの黒字決算を達成しています。
しかしながらコロナ禍以降の2年間で発生した赤字による債務超過額は2.36億円と依然として大きく、大規模な増資を実施しない限り債務超過の解消は難しい状態にあります。
なお2023年の均等配分金減額の影響により、クラブライセンス制度の財務基準の特例措置の内容は以下のように変更されています。
2023年度決算は新たに特例措置の対象となり債務超過額の増加が認められます。2024年度決算は猶予期間として債務超過額の増加が認められません。債務超過の解消期限は当初予定の2024年度末から2025年度末へと1年延長しています。
したがって、債務超過によるクラブライセンスへの影響は以下の通りになります。
まず2024年のライセンス判定において、進行中の2024年度決算で債務超過額が増加しないことが合理的に見込まれることが必要になります。これを充足できなかった場合、2024年シーズンにJ1・J2所属であれば下位カテゴリへ降格、J3所属であれば2025年シーズンは勝点10減という制裁付きでクラブライセンスが交付されます。
次に2025年のライセンス判定において、2025年度決算で債務超過を解消できることが合理的に見込まれることが2026年シーズンのクラブライセンス交付の条件となります。
ガイナーレ鳥取が2025年度決算までに債務超過を解消するには3年間で合計2.36億円以上、1年あたり約8000万円以上の純利益を出す必要があります。
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