2023年04月28日
奈良クラブが2022年度決算を発表
奈良クラブを運営する株式会社奈良クラブは2023年4月28日、2022年度決算を発表しました。JFL所属時の経営情報ですが、奈良クラブのJ3リーグ参入に伴いJリーグが開示するクラブ 決算一覧に掲載されることになります。今回の発表はこれに先行するものです。
決算報告及び役員人事のお知らせ (2023年4月28日)
主な指標
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高(営業収入) | 2.15億円 | 0.46億円 |
営業利益 | ▲0.21億円 | 0 |
経常利益 | ▲0.20億円 | 0.06億円 |
当期純利益 | ▲0.20億円 | 0.06億円 |
奈良クラブの2022年度の営業収入は2.15億円。これは2015年以降にJ3リーグ参入を決めた8クラブのうち3番目に小さい規模になります。
0.20億円の純損失を計上していますが、これは当初予算通りの数値とのことです。
貸借対照表は公開されていませんが、年度内の増資によって債務超過を回避したことが述べられています。
第5期の売上は、広告収入1億4千5百万円(前期1億1千4百万円、前期比26%増)、入場料収入1千万円(前期5百万円、前期比100%増)、物販収入1千4百万円(前期9百万円、前期比55%増)、その他の収益を加え合計2億1千5百万円(対前期比27%増)となりました。営業損失は2千百万円、経常損失は2千万円、当期純損失は2千万円となりました。
JFLでの戦いであった前期は、JFL優勝、観客動員数平均2000人達成を目標に1年間取り組みました。そのため、強化費の積み増しや招待券配布、PR等を優先し純損失が2千万円(当初予算通り)となったものの、無事J3リーグ参入という目標を達成いたしました。また、増資により債務超過も回避しております。
参考: J3参入を決めたJFLクラブの営業収入(大きい順)
- FC今治: 7.19億円 (2019・3位)
- いわきFC: 5.28億円 (2021・優勝)
- アスルクラロ沼津: 2.68億円 (2016・3位)
- 鹿児島ユナイテッドFC: 2.47億円 (2015・4位)
- ヴァンラーレ八戸: 2.16億円 (2018・3位)
- テゲバジャーロ宮崎: 1.89億円 (2020・2位)
- レノファ山口: 1.56億円 (2014・4位)
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決算報告及び役員人事のお知らせ (2023年4月28日)