2024年03月13日
愛媛FCが2023年度決算を発表
愛媛FCを運営する株式会社愛媛FCは2024年3月13日、2023年度決算を発表しました。
発表されたのは、売上高(営業収入)、経常利益、当期純利益の3項目です。
項目 | 営業収入 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
2022決算 | 7億8800万円 | 1288万円 | 1062万円 |
2023決算 | 8億5998万円 | 152万円 | 77万円 |
前年比 | 7171万円 | 1136万円 | 985万円 |
営業収入は8億5998万円。前年比7171万円の増収となりました。
当期純利益は77万円。コロナ禍初年度の2020年度から4期連続で黒字を達成しています。
(2)業績コメント
収入は、前期に比べ、J3降格救済金の減少に伴い「Jリーグ配分金」前年差5,286万円減少したものの、スポンサー収入や平均来場者数増加により、チケット売上や物品売上、シーズンシート売上は増加などにより、売上高は前年比7,171万円の増収となりました。また、支出に関しては、ユニフォームサプライヤー変更でウェアを一新したことや、物品売上増加に伴う商品仕入の増加・過去商品の在庫破棄等で商品原価が増加、サンパーク天然芝のメンテナンスが年間稼働(前期は4月から稼働)になったことによりメンテナンス費用増となり、売上原価に販売費及び一般管理費を加えた支出額は、前期比9,649万円の増加という結果となりました。その結果、当期の経常利益は、152万円となり、当期純利益77万円の黒字を計上する結果となりました。
各科目の内訳は発表されていませんが、Jリーグ配分金が前年比5286万円減少した一方で、売上高全体は7171万円増収しているため、他の部門の売上が1億2457万円増加している計算になります。
Jリーグ配分金の減少については、2023年度以降の配分金構造の見直しによる均等配分金の減少(3000万円→2000万円)及び降格救済配分金支給2年目による減額(9000万円→4000万円)によるものです。
配分金の減少分を大幅に上回る増収の要因としては、リリースに掲載されているスポンサー収入の増加や、J3優勝・J2昇格を果たした好成績によるグッズの売り上げ増、平均入場者数の増加(2938人→3674人)とホームゲーム試合数の増加(17試合→19試合)による年間入場者数の大幅な増加(49941人→69811人)などが挙げられます。