2024年03月29日
ヴァンフォーレ甲府が2023年度決算を発表
ヴァンフォーレ甲府を運営する株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブは2024年3月29日、2023年度決算(2023年1月1日から2023年12月31日)を発表しました。
発表されたのは営業収入(売上高)、経常利益、当期純利益の3項目です。
項目 | 営業収入 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
2022決算 | 15億6300万円 | 5453万円 | 2628万円 |
2023決算 | 20億4034万円 | 1298万円 | 821万円 |
前年比 | 4億7734万円 | 4155万円 | 1807万円 |
営業収入は前年比約5億円の大幅な増加があり、J1所属時も未達成であった営業収入20億円越えをクラブ史上初めて達成しています。
その要因としては、AFCチャンピオンズリーグ23-24出場に伴う、ホームゲーム開催による入場者数増(3試合合計39,935人、※ラウンド16は24年度に計上)、AFCから支給される勝利ボーナス、それに伴うスポンサー収入やグッズ収入の増加など「ACL効果」が考えられます。
ACL出場による費用の増加もありながら収支を大きく崩すことなく、当期純利益は821万円を計上。堅実な経営を継続しています。
他方、ACLでは、皆様方からのご声援のお陰もあり、国内2部リーグに所属するクラブとして初のグループステージ突破という快挙を成し遂げることが出来ました。そして、経営面におきましては、ACLでの歴史的な結果とクラブに関わる全ての皆様方からのご協力、更には、最大の強みであるクラブとしての総合力によって、ロマンを追求した国立競技場での開催を含め「甲府にチカラを」頂き、当期純利益で821万円の黒字を計上することが出来ました。
他方で、山梨県から受けている年間約9000万円の施設利用料の減免措置について、今後の廃止または削減を県が検討していることをテレビ山梨が報じています。
ただヴァンフォーレ甲府に対しては山梨県から会場使用料など年間9000万円近い減免措置が取られています。
今回、県の包括外部監査でこの減免措置の扱いを検討する声が出たのを受け、経営委員会メンバーの県の担当者からは「今後、出口戦略を検討していきましょう」と意見が出されました。
今後、減免措置がなくなればその分の支出が増えることになり、ヴァンフォーレにはこうした状況を見据えた経営戦略を練っていく必要も出てきます。
改めまして、施設利用の減免で多大なるご支援を頂いている山梨県様を始めとして、甲府市と韮崎市様、更には、クラブに関わる多くの皆様方からのご協力に対して、感謝を申し上げます。
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