2024年04月22日
FC岐阜が2023年度決算を発表
FC岐阜を運営する株式会社岐阜フットボールクラブは2024年4月22日、2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表しました。
主な指標
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高(営業収入) | 9億0400万円 | 2700万円 |
営業利益 | ▲6900万円 | 6400万円 |
経常利益 | ▲6700万円 | 6500万円 |
当期純利益 | ▲6700万円 | 6500万円 |
純資産額 | 9700万円 | 6800万円 |
FC岐阜の2023年度の売上高は9億0400万円。前年比2700万円増でJ3降格以降で最高の売上を達成しています。
当期純損失は6700万円。費用の削減により収支は改善しているものの、3期連続で赤字決算となっています。
純資産額は9700万円。FC岐阜は2022年度に2億円規模の増資を実施していますが、直近3年間の攻めの経営の結果、純資産額は増資前の水準に戻っています。
収入面ではご協賛企業について50社増14社減で純増36社となり過去最高の336社となりました。
グッズ販売収入についてはユニフォーム販売数が過去最高となる2,545枚となり、選手グッズや千円スロット企画も好調で、昨対比119%、売上も過去最高額となる約96百万円となり会社の総売上高に貢献しました。売上全体としては904百万円で昨対比103%、27百万円増と増収となりました。
支出面ではトップチーム経費が選手の若返りを図る等、経費を節約し、昨対比87%で433百万円となり63百万円減となりました。一方でグッズ販売などの売上増に伴う原価増により売上原価全体としては814百万円で昨対比94%、46百万円の減少となりました。
会社としての最終損益は、昨年の132百万円の損失に対し、皆様のご理解とご支援、また自助努力による大幅改善により67百万円の最終損失に留めることができました。
次期は必ずや損益の黒字化を果たす所存です。
FC岐阜は2021年度から2023年度までの3年間、22年度内に実施した増資を背景に、強化費への投入を優先した経営を行ってきましたが、今年度(2024年度)からは収支の安定に主眼を置いた経営に転換することとなります。
経営面での課題として、これまではJリーグの「3期連続赤字でクラブライセンス消滅」というルールがコロナ禍で緩和されていましたが、第19期からこのルールの適用が再開されます。弊社はこの第18期の収支を大幅に改善しましたが、第19期には収益を黒字化させるべく売上高の最大化、売上原価の見直しを図り、黒字体質へ転換させることが経営課題であると認識しています。
なおプレスリリース内でクラブライセンス制度の「3期連続赤字禁止」について言及されていますが、「第19期からこのルールの適用が再開されます」という部分については第19期(2024年度)を1期目としてカウントが始まるという意味であり、前3期(21年度から23年度)の赤字については判定の対象外となります。
そのため仮に今年度(2024年度)赤字になったとしても、次シーズンのクラブライセンス交付に影響はありません。
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公式
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