2024年04月27日
福島ユナイテッドFC2023年度決算の報道
福島ユナイテッドFCを運営する株式会社AC福島ユナイテッドが2024年4月26日に2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表したことを福島民友新聞が報じています。
主な指標
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高(営業収入) | 4億0200万円 | 2900万円 |
当期純利益 | ▲9500万円 | 7000万円 |
純資産(推定) | 700万円 | 5500万円 |
3期連続赤字
AC福島ユナイテッドの株主総会では、純損失が9500万円(前期純損失は2500万円)となり、3期連続赤字となった2023年2月~24年1月期決算を承認した。スポンサー収入は過去最高の2億6100万円となった一方、ユニホームスポンサー2社分が契約締結に至らず、入場料収入も伸びなかったことが要因。売上高は4億200万円(前期比2900万円減)。協賛企業数は585社で過去最高を記録した。
ホーム戦のナイター開催の増加や成績低迷により、平均入場者数はJリーグ最下位の1229人(前年比236人減)だった。同社は経営基盤を強化し、26年度決算での黒字化を目指す。
報道によると、福島ユナイテッドFCの2023年度の売上高は4億0200万円。前年比2900万円の減収となりました。内訳は不明ですが、スポンサー収入・協賛企業数が過去最高になっている一方で、Jリーグ配分金の減額や入場料収入の伸び悩みが要因と考えられます。
一方費用は増大し、9500万円というクラブの規模に対して大きな純損失を計上しています。前期の純資産額6200万円を上回る純損失ですが、おそらく年度内に実施した4000万円の増資によって債務超過を回避していることが考えられます。
前期の純資産額6200万円と年度内の増資4000万円、そして純損失額9500万円から、2023年度決算の純資産額は700万円と推定できます。
福島ユナイテッドFCは2024年4月に株式異動による経営体制の変更を発表しており、新しい経営体制ではスポーツX株式会社がクラブ運営の中心的役割を担います。
また2024年度内に2億円規模の増資を実施することが、当時の報道から明らかになっており、経営体制の一新と共に経営基盤の強化が図られます。
同社は今月、国内外でサッカークラブの経営を手がけるスポーツX(京都市)社長の小山氏らを役員に迎えた。スポーツXからは現在、クラブ運営に社員約20人を投入しているという。さらに人員を拡大し、スタッフは40~50人規模となる見込みだ。小山氏は、福島市新町にあるクラブの「街なか事務所」のスペースを拡大し、地域との連携を強めていく方針も示した。
2度の増資を行う方針も発表し、1度目は就任直後に寺部氏から1億円、2度目は12月末までをめどに約1億円(内容は取締役に委任)の計2億円で、J2昇格に向けた財務基盤の確立を行う。
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