水戸ホーリーホックが2023年度決算を発表

水戸ホーリーホックを運営する株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホックは2024年4月26日、2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表しました。

主な指標

今回公開されたのは損益計算書とその内訳及び貸借対照表です。

水戸ホーリーホックの2023年度の売上高は11億0400万円。前年比7900万円増となり、前年度に引き続き過去最高の売上高を更新しています。Jリーグによる配分金が減額した年度ですが、それを上回るスポンサー収入の増加や、他の部門も満遍なく増収していることがその要因です。

費用面は売上高の増加分とほぼ同額の増加しており、純利益は前年度と同額の500万円。均衡した収支を実現しています。

純資産額は1億7100万円。比較的安定した経営基盤を築いています。
なお資本金の変化により、年度内に減資を実施していることが判明しています。資本金を1億円に減少し、2700万円を資本剰余金等に振り替えています。資本金を1億円以下にすることにより、租税特別措置法第42条で定める法人税率の特例を適用することができます。

経営数値に関する分析

経営面では、スポンサー社数増や既存先の増額による広告料収入増、チケット単価の改定や有料観客数増（招待比率減）による入場料収入増、伴って物販収入増、また選手の移籍による移籍金収入等により、Jリーグからの配分金がJ2では約5千万円の減額となる厳しい状況からのスタートではありましたが、売上高が11億4百万円となり、今期も過去最高売上高を更新、初めて11億円を超えることができました。特に、入場料収入、広告料収入、物品販売収入、移籍金収入で過去最高を計上いたしました。支出面では、人件費増や経費増により10億9千9百万円なりましたが、営業利益は約5百万円、当期純利益は6百万円と、2期連続の黒字を計上することができました。

第28期決算概要及び役員人事について

2024年度の予算では売上高を前期比110.6%増の12億2100万円、また3期連続の黒字決算に着地することを宣言しています。

今後の予算および現状について

皆様のご支援のおかげで前期売上高11億円を超え、2期連続の黒字決算となりました。しかしながら、近年リーグ内の生存競争は激化しており、予算20億規模でもJ1からJ2、J2からJ3に降格するクラブがある中、まだまだ盤石な経営基盤とは言えず、まずは近い到達目標であるJ2の売上高平均17億円と毎年利益を出す経営を目指して、売上を増やしていきます。今期も、前期の過去最高をさらに更新する前期比110.6%増の12億2千1百万円を売上予算とし、併せて当期純利益も確保し、3期連続黒字決算を目指します。

第28期決算概要及び役員人事について

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