ロアッソ熊本が2023年度決算を発表

ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本は2024年4月25日、2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表しました。

主な指標

今回発表されたのは損益計算書とその内訳及び貸借対照表の一部です。

ロアッソ熊本の2023年度の売上高は12億2700万円。前年比2億5000万円増で過去最高の売上高を更新しています。減少したJリーグ配分金の分をスポンサー収入の増加が相殺しており、賞金や移籍金収入を含むその他収入の増加分が約2億5000万円と、売上高全体の増加分とほぼ一致する内容となっています。

経営面におきましては、広告料収入やチケットならびに物販販売等も増加傾向となったことに加え、その他の収入等の増加もあり、営業収入、当期純利益ともに、前期を上回るクラブ設立以来の最高収益を残すことが出来ました。

株式会社アスリートクラブ熊本 第20期定時株主総会ご報告

2期連続黒字となった要因としてアスリートクラブ熊本は、新規の協賛企業の数が過去最高の71社で、協賛額が前年から約6000万円増加したことや、主力選手の退団に伴う移籍金収入が増えたことなどをあげています。

■アスリートクラブ熊本 藤本靖博社長
「収入には移籍金収入や天皇杯の賞金などがあり、れを全部抜いてしまうとそんなに良い数字ではない。利益が最高益と言っているが、そこに関しては引き締めている。一時的なものだと」

【ロアッソ熊本】過去最高の収益で2期連続黒字 主力選手退団に伴う移籍金など要因

費用面ではトップチーム運営経費(熊本区分、Jリーグ区分のチーム人件費を含む)が微増、試合関連費用が前年度より倍増していますが、売上高の伸びのほうが大きかったため前年比1000万円増の9000万円の純利益を計上しています。

純資産額は2億3700万円。なお年度内に500万円の増資を実施しています。
2期で合計1億7000万円弱の純利益を計上したことで、クラブ創設以降初めて純資産額が2億円を超えることとなりました。

リンク

公式

報道