サガン鳥栖を運営する株式会社サガン・ドリームスは2024年4月20日、2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表しました。
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主な指標
| 項目 | 数値 | 前年差 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収入) | 24億9800万円 | -2億6300万円 |
| 経常利益 | 1億5900万円 | -4000万円 |
| 当期純利益 | 1億2800万円 | -5000万円 |
| 純資産額 | マイナス▲1億5900万円 | +1億2800万円 |
2023年度の売上高は24億9800万円。Jリーグ配分金の減額やその他収入(移籍金など)の減少により前年差で2億円以上低い水準となっています。
一方で費用も同様に削減しているため、経常利益は1億5900万円、当期純利益は1億2800万円となっています。22年度、23年度の2期で合計3億円以上の純利益を計上しています。
2023年度の純資産額はマイナス1億5900万円。依然として債務超過の状態にあるものの、2020年度に7億円近く存在した債務超過の解消に見通しがついたと言っていいでしょう。
財務基準における特例措置
新型コロナウイルスの影響を受け、クラブライセンス制度の財務基準には債務超過を時限的に認める特例措置が設けられています。コロナ禍以降に債務超過に陥ってしまったクラブは特例措置が廃止される2025年度決算までに債務超過を解消する必要があります。
したがってサガン鳥栖は2025年度決算(2026年1月期)までに債務超過を解消する必要があり、これを増資なしで実現するには2024年度、2025年度の2年間で合計1億5900万円以上の純利益を出さなければなりません。
また、2024年度決算は猶予期間の対象となり「債務超過が解消されていなくてもよいが、前年度より債務超過額が増加してはいけない」という基準が適用されます。
特例措置
2020年度、2021年度、2023年度決算が対象
- 債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の判定対象としない
- 対象年度に新たに債務超過に陥っても判定対象としない
猶予期間
2022年度、2024年度決算が対象
- 債務超過が解消されていなくてもよいが、前年度より債務超過額が増加してはいけない
- 新たに債務超過に陥ってはいけない
- 3期連続赤字のカウントをスタートする(2024年度から)
報道によるとサガン鳥栖は今期中(2024年度内)での債務超過の解消を目指しているとのことです。
引用終わり出典サガン鳥栖、2期連続黒字 債務超過は大幅減 23年度決算新規タブで開きます債務超過は前期から1億2760万円減り、1億5864万円だった。小柳社長は「できれば今年中に解消し、クラブとしてしっかり体力をつけていきたい」と話した。
引用終わり出典J1鳥栖、黒字確保 2期連続で黒字1億円以上は初 債務超過は4期連続 小柳社長「必ず解消できる」新規タブで開きます一方で純資産は1億5864万3千円の赤字で4期連続の債務超過。記者会見した小柳智之社長は、Jリーグのクラブライセンス剝奪回避に向けて「本年度中、遅くとも25年度中に必ず債務超過を解消できる」との見通しを示した。
リンク
公式
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報道

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