2024年04月26日
徳島ヴォルティスが2023年度決算を発表
徳島ヴォルティスを運営する徳島ヴォルティス株式会社は2024年4月26日、2023年度決算(自2023年2月1日、至2024年1月31日)を発表しました。
決算報告および役員人事のお知らせ (2024年4月26日)
主な指標
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高(営業収入) | 20億9200万円 | 1億3000万円 |
当期純利益 | 200万円 | 3000万円 |
純資産額(推定) | 13億5900万円 | 200万円 |
今回発表されたのは損益計算書とその内訳です。
徳島ヴォルティスの2023年度の売上高は20億9200万円。前年比1億3000万円の減収となっています。その要因として均等配分金の減額と降格救済配分金の支給額の減少が挙げられます。他の部門では入場料収入が増加している一方 で、その他収入の減収が相殺する形になっています。
費用面ではチーム人件費を約2億円減額している一方で、チーム運営費や一般管理費は拡大しています。最終的に200万円の純利益を計上し均衡した収支を実現しています。また前年度は特別利益9000万円を計上し赤字となっていますが、2008年度以来17期連続で営業利益、経常利益がプラスとなっています。
2023年度決算の純資産額は13億5900万円と非常に安定した経営基盤を築いています。
ただし、目的なく利益を貯め続けている印象もあり、例えば将来的な設備投資の構想があり、そのために必要な資金を留保している、という事情でないのであれば、内部留保を取り崩し強化費へ積極投入をする年があっていいのかもしれません。勿論これはクラブの経営方針や哲学に依るところなので、一概にこうすべきであると唱えるものではありません。
リンク
公式
決算報告および役員人事のお知らせ (2024年4月26日)
報道
ヴォルティス、2年ぶり黒字 柿谷効果、入場者数・物販収入増 (2024年4月26日)