2025年04月11日
鹿島アントラーズが2024年度決算を発表
鹿島アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは2025年4月11日、2024年度(自2024年2月1日、至2025年1月31日)の決算を発表した。
今回発表されたのは損益計算書。Jリーグ発表に基づく内訳は公開されていない。
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高(営業収入) | 72億0000万円 | 7億3800万円 |
営業利益 | 7500万円 | 3億9000万円 |
経常利益 | 3800万円 | 3億6400万円 |
当期純利益 | 700万円 | 3億1800万円 |
純資産額(推定) | 15億7200万円 | 700万円 |
リーグ戦平均入場者数 | 23,027人 | 996人 |
年間総入場者数 | 437,507人 | 27,319人 |
鹿島アントラーズの2024年度の売上高は72億0000万円。前年差7億3800万円の増 収となった。AFCチャンピオンズリーグの優勝とFIFAクラブワールドカップに出場した2018年度に次いで過去2番目の売上高となった。
昨季のホームゲームは過去最多となる1試合平均2万3027人を集客し、入場料収入が好調だった。スポンサー収入、グッズ収入も伸び、昨夏にドイツ1部マインツに移籍したMF佐野海舟らの移籍金収入は大幅に増えた。小泉文明社長は「どの事業も順調に推移した1年だった」と話した。
増収7億3000万円の要因については昨夏にマインツに移籍した佐野海舟の移籍金が考えられる。報道によると佐野海舟の移籍金は250万ユーロ(約4億3000万円)から400万ユーロ(約6億8000万円)とみられている。
また理念強化配分金1億6000万円の存在も大きい。2024年度は新方式となった理念強化配分金の支給が再開した初年度である。鹿島アントラーズには2024年度において、2023シーズンの競技順位(5位)に基づく1億2000万円、人気順位(5位)に基づく4000万円、合計1億6000万円の理念強化配分金が支給された。
また今年度に支給される理念強化配分金は2024シーズンの競技順位(5位)による1億2000万円、人気順位(2位)による1億2000万円、合計2億4000万円となることが明らかになっている。
当期純利益は700万円。過去2年間で合計10億円近い赤字を計上していたが、収支の改善により3年ぶりの黒字決算に着地した。もっとも前2年間の多額の赤字については22年度内に実施した合計13億7400万円の第三者割当増資が背景になっており、概ね意図した通りの収支計画が達成されていると考えられる。
この当期純利益により2024年度決算における純資産額は15億7200万円と推定。Jリーグによる経営情報開示が始まった2005年度以降、10億円以上の純資産額を維持し続けている。
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公式
報道
配分金に関して
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