モンテディオ山形を運営する株式会社モンテディオ山形は、株式会社エスコンが同社株式の98%を取得すること、ならびに同社子会社の株式会社モンテディオフットボールパーク(以下、MFP社)に対して最大50億円を出資することを発表した。
引用終わり出典株式会社エスコンとの資本提携、および新スタジアム構想への出資決定について新規タブで開きます株式会社モンテディオ山形(本社:山形県山形市、代表取締役社長:相田健太郎)は、株式会社エスコン(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤貴俊、以下「エスコン社」)と資本提携を行い、当社子会社である株式会社モンテディオフットボールパーク(以下「MFP社」)が推進する新スタジアム構想に対し、最大50億円の出資を受けることとなりました。併せて、エスコン社が当社株式の98%を取得し、当社はエスコングループの一員として新たな体制で歩みを進める予定です。※
本件は、クラブの未来と地域の可能性を広げる重要な決断です。※本件遂行についてはエスコン社の関連する定款の一部変更が付議され、承認されることを条件としております。
引用終わり出典Jリーグ「モンテディオ山形」新スタジアム構想への出資および同クラブ運営会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ新規タブで開きます株式会社エスコン(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤貴俊)は、本日別途公表の通り山形県において2028年8月開業予定の新スタジアム構想(以下「本構想」)を推進する株式会社モンテディオフットボールパーク(本社:山形県山形市、代表取締役社長:相田健太郎、以下「MFP社」)に対し、最大50億円を出資することを決定いたしました。また本構想を推進するため、サッカークラブと新スタジアムを運営する株式会社モンテディオ山形(以下「MY社」)の株式引受契約※を締結したことをお知らせいたします。当社は本件を通し、スポーツを核としたまちづくりを推進し地域創生に寄与してまいります。
株式会社エスコンとの資本提携、および新スタジアム構想への出資決定について (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.montedioyamagata.jp

Jリーグ「モンテディオ山形」新スタジアム構想への出資および同クラブ運営会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.es-conjapan.co.jp
クラブ株式の取得
エスコン社は、モンテディオ山形株式98株(発行済株式総数の98%)を取得する株式引受契約を締結したと発表した。取得価格は1億1100万円で、株式引受の実行日は2026年6月30日を予定している。
エスコン社のIR資料では株式取得の相手先を「株式会社モンテディオ山形」としており、取得株式数と持株比率の関係からみて、本件は同社が保有する自己株式の処分とみられる。
引用終わり出典新スタジアムの建設・保有を目的とする「株式会社モンテディオフットボールパーク」の株式引受契約の締結(第三者割当増資)及び、Jリーグクラブ運営「株式会社モンテディオ山形」の株式総数引受契約締結(連結子会社化)のお知らせ新規タブで開きますモンテディオ山形株式会社
(1) 異動前の所有株式数: 0株 (議決権所有割合 0%)
(2) 引受株式数: 98株 (議決権の数 98 個)
(3) 取得価額: 株式会社モンテディオ山形の普通株式 111 百万円
(4) 異動後の所有株式数: 98株 (議決権所有割合 98.0%)
昨年からの株主構成の変遷
昨年以降の株主構成の変遷を、公表資料をもとに整理する。
2025年10月29日、モンテディオ山形の発行済株式の15%を保有し、スタジアム整備に50億円の出資を予定していたSCOグループとの関係解消が発表された。この時点での株主構成は以下の通りである。
引用終わり公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会(49%)
アビームコンサルティング株式会社(34%)
株式会社SCOグループ(15%)
山形県(2%)
その後、クラブの旧運営法人であり49%を保有していた公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会(以下、SY21)が2026年1月31日付で解散した新規タブで開きます。同法人のアカデミー事業はクラブ傘下の一般社団法人モンテディオ山形スポーツクラブへ移管されたが、保有株式の帰属については公表資料上明示されていなかった。
一方、2026年2月26日時点で確認できる企業概要では、株主構成は以下の通りとされている。
この記載から、SCOグループおよびアビームコンサルティングは株主から離脱し、49%が自社保有株となっていたことがうかがえる。
また、SY21はすでに解散しているため、当該49%の法的帰属については不明である。清算手続きの過程で一時的に名義が残っている可能性も考えられる。
今回エスコン社が取得予定とする98%は、山形県保有分2%を除く持分に相当することになる。
モンテディオ山形は山形県が主体となって設立されたクラブであり、2014年の株式会社移行後も県関連主体が実質的な支配株主であった。今回の株式引受により、県の持株比率は2%となり、クラブはエスコングループの傘下に入る予定である。
これは、1999年のプロ化以来、山形県の外郭団体による運営を経て、株式会社化後も県が過半数株式を保有してきたクラブが、民間主体の資本構成へと移行する歴史的な転換である。
モンテディオ山形のプレスリリースより
出典株式会社エスコンとの資本提携、および新スタジアム構想への出資決定について新規タブで開きますモンテディオ山形は、山形県が社団法人を立ち上げ、多くの方々の尽力によって誕生したクラブです。Jリーグ全60クラブの中でも、県が主体となり社団法人を設立してスタートした類を見ない存在であり、地域の力で生まれたクラブとして特別な歴史を歩んでまいりました。
とりわけ、1998年から長きにわたりクラブの運営を担い、育ててくださった山形県スポーツ振興21世紀協会には、深い感謝を申し上げます。現在のモンテディオ山形があるのは、同協会が築き上げてくださった土台と、地域に根差した活動があったからこそです。
その功績に、改めて深く敬意を表します。2014年には公益社団法人から株式会社へと移行し、クラブとして新たなステージに進む中で、アビームコンサルティング社には、クラブの未来を信じ、寄り添い、支えていただきました。
クラブが苦しい時期も共に歩んでくださったその支援は、クラブの歴史に深く刻まれています。そのご支援に厚く御礼申し上げます。そして、これからも共に山形の新しい歴史を紡いでいけることを心より願っております。
モンテディオフットボールパークへの出資
引用終わり出典新スタジアムの建設・保有を目的とする「株式会社モンテディオフットボールパーク」の株式引受契約の締結(第三者割当増資)及び、Jリーグクラブ運営「株式会社モンテディオ山形」の株式総数引受契約締結(連結子会社化)のお知らせ新規タブで開きます株式会社モンテディオフットボールパーク
(1) 異動前の所有株式数: 0株 (議決権所有割合 0%)
(2) 引受株式数: 20,000株 (議決権の数 20,000 個)
(3) 取得価額: 株式会社モンテディオフットボールパーク の普通株式 2,000 百万円
(4) 異動後の所有株式数: 20,000株 (議決権所有割合 97.8%)株式会社モンテディオフットボールパークが実施する第三者割当増資の概要 (1) 発行新株式数: 普通株式20,000株
(2) 発行価額: 1株につき100,000円
(3) 発行価額の総額: 2、000百万円
(4) 募集または割当方法: 第三者割当の方法
(5) 当社の引受株式数: 20,000株
※ 本件に加え、新スタジアム竣工時(2028年8月予定)において最大30,000株(累計最大50,000株)を追加で引き受ける可能性があります。
クラブの子会社化と併せて、エスコン社は新スタジアム建設を推進する株式会社モンテディオフットボールパークに対し、最大50億円の出資を行う。
第一段階として、エスコン社はMFP社の第三者割当増資を20億円で引き受ける(2026年2月27日付)。これにより議決権所有割合は97.8%となり、MFP社はエスコン社の連結子会社となる。
さらに、新スタジアム竣工予定の2028年8月時点で、追加で最大30,000株(累計最大50,000株)を引き受ける可能性があるとしており、出資は段階的に実行される設計となっている。

株式会社モンテディオフットボールパーク新規タブで開きます
montediofootballpark.co.jp
経緯
モンテディオ山形は2024年にスタジアム事業会社であるMFP社を設立し、官民連携スキームで整備を進めてきた。総事業費は約158億円。資金は公的補助、民間出資、借入を概ね三分の一ずつで賄う計画であった。
参考: J2山形は民間主導の「稼げるスタジアム」をどう建てるのか? 社長が語る設計、資金調達の内幕新規タブで開きます
| 事業 | 主体 |
|---|---|
| 土地所有 | 山形県 |
| 資金調達 | 山形県、天童市、交付金 寄付金、ふるさと納税、企業版ふるさと納税など 借入 |
| 建設(発注元) | MFP |
| 施設所有 | MFP |
| 維持管理 | MFP |
資金調達の詳細
民設事業に対して山形県および天童市が補助を行うという点は、全国的にみても比較的珍しいスキームである。スポーツ庁と経済産業省がまとめた『スポーツコンプレックスの実現に活用可能な施策一覧新規タブで開きます(旧称・スタジアム・アリーナ改革の実現に活用可能な施策一覧)』をみると、国の補助制度の多くは公設事業を主な対象として設計されていることが分かる。
近年のスタジアム整備は官民連携が主流であり、100%民間主導あるいは100%行政主導の事例は多くない。したがって公設・民設という単純な二分法は実態を十分に説明しないものの、国庫補助を活用しやすいという点において、公設が資金調達面で相対的に有利である構造は依然として存在している。
山形県および天童市は「モンテディオ山形新スタジアム建設事業新規タブで開きます」として、MFP社への補助を含む事業費を合計41億3,150万円と見込んでいる。このうち約半額は、内閣府の「新しい地方経済・生活環境創生交付金新規タブで開きます」を活用する計画である。したがって県・市の実質的な負担額は、両者合計でおおむね20億円程度となる見通しである。
同交付金は、地方創生の推進を目的として、ソフト事業、拠点整備事業、インフラ整備事業等に対し国が補助を行う制度である。補助率は原則として事業費の2分の1。本事業が該当する拠点整備事業の交付上限額は、都道府県分が15億円/年、市町村分が10億円/年とされている。
しかし2025年10月、約50億円の出資を予定していたSCOグループとの関係解消を発表。資金調達の不透明感が強まっていた。
今回のエスコン社の参画により、この不足分が実質的に補完される形となり、資金面での一定の目処が立ったと評価できる。
引用終わり出典株式会社エスコンとの資本提携、および新スタジアム構想への出資決定について新規タブで開きますエスコン社は、当社が推進する新スタジアム構想を、単なるサッカー専用スタジアムの建設ではなく、地域ブランディングに貢献する新たなシンボルの創出、交流人口・関係人口の拡大、そして持続可能なまちづくりの実現につながる挑戦として捉え、深く共感してくださいました。短い期間にもかかわらず、クラブが抱える課題や地域の現状に真摯に耳を傾け、「地域のために未来をつくりたい」という当社の想いを共有してくださったことが、今回の大きな前進の原動力となりました。
引用終わり出典Jリーグ「モンテディオ山形」新スタジアム構想への出資および同クラブ運営会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ新規タブで開きます本構想はこれまで計画検討が進む一方、大規模な施工を伴うことから、盤石な資金基盤と開発の知見を有する民間パートナーとの連携が不可欠な段階にありました。スタジアムの完成にとどまらず完成後も持続的に人々が集う交流拠点としてのまちづくりを推進するという本構想には、その経験を持ち地方創生に寄与したいという、志を共にするビジネスパートナーの存在が求められていました。
当社は「Ideal to Real〜理想を具現化し新しい未来を創造する〜」をパーパスに掲げ、常にお客様や社会の理想を実現すべく、地域に寄り添った開発を推進しております。本構想の社会的意義やコンセプトに共感し、また本構想への出資により、スタジアムを起点とした周辺エリアの一体的な価値創出および将来的なまちづくり事業への関与可能性を見据え、さらなる事業機会の創出に繋がると捉え、段階的に最大50億円の出資を決定し本構想に参画することといたしました。
なお、エスコン社はスタジアムを起点とした周辺エリアの一体開発や将来的な不動産事業への関与可能性にも言及している。本件は単なるスポンサー出資ではなく、都市開発型プロジェクトへの参画という側面を持つ。
今回のエスコン社の参画にあたっては県内の銀行関係者が橋渡しをしたことが報道されている。
引用終わり出典モンテディオ山形の新スタジアム建設費用 「エスコン」が50億円出資と正式発表 今後モンテディオ山形は「エスコン」の子会社に(山形)新規タブで開きますチーム関係者によると、今回の出資は県内の銀行関係者が間に入り実現したということです。
リンク
公式発表
株式会社エスコンとの資本提携、および新スタジアム構想への出資決定について (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.montedioyamagata.jp

Jリーグ「モンテディオ山形」新スタジアム構想への出資および同クラブ運営会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.es-conjapan.co.jp
PDF報道

モンテ、エスコングループ傘下に 50億円の出資受ける (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.yamagata-np.jp

新スタジアム建設の資金調達決着、運営方式転換 モンテ、エスコンが経営権 (2026年2月27日)新規タブで開きます
www.yamagata-np.jp

新スタジアム、綱渡りの4カ月 モンテ、エスコンが建設費出資 (2026年2月27日)新規タブで開きます
www.yamagata-np.jp
【モンテディオ山形】エスコン社が株式98%取得・モンテは連結子会社化 新スタジアム費用50億円出資 (2026年2月26日)新規タブで開きます
www.sakuranbo.co.jp

新スタジアムについて

株式会社モンテディオフットボールパーク新規タブで開きます
montediofootballpark.co.jp

J2山形は民間主導の「稼げるスタジアム」をどう建てるのか? 社長が語る設計、資金調達の内幕 (2025年7月23日)新規タブで開きます
sports.yahoo.co.jp



