AC長野パルセイロを運営する株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブは2026年3月24日、2025年度(自2025年1月1日、至2025年12月31日)の決算を発表した。なお、同クラブが決算のプレスリリースを公開するのは、Jリーグ参入以降では今回が初めてである。
引用終わり出典第19期定時株主総会結果および決算概要について新規タブで開きます株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブは、令和8年3月19日開催の第19期定時株主総会において、第1号議案「第19期計算書類承認の件」および第2号議案「定款一部変更の件」を、いずれも原案どおり承認可決いたしました。
【決議事項】
- 第1号議案 第19期(令和7年1月1日から令和7年12月31日まで)計算書類承認の件
- 第2号議案 定款一部変更の件(Jリーグの秋春制移行に対応し、事業年度を毎年7月1日から翌年6月30日までへ変更)

第19期定時株主総会結果および決算概要について (2026年03月24日)新規タブで開きます
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決算概要
今回発表されたのは損益計算書の一部。広告料収入および入場料収入については、前年度の値がJリーグ発表の数値と一致しないことから、女子チームの数値を含んでいると考えられる。
| 項目 | 数値 | 前年差 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8億4987万円 | -2431万円 |
| 営業利益 | マイナス▲5220万円 | +6557万円 |
| 経常利益 | マイナス▲5406万円 | +6562万円 |
| 当期純利益 | マイナス▲5443万円 | +6562万円 |
| リーグ戦平均入場者数 | 4,373人 | +214人 |
| 年間総入場者数 | 89,055人 | -703人 |
売上高は8億4987万円で、前年度比2431万円の減収となった。
広告料収入および入場料収入はいずれも増加した一方、売上高全体が減少した要因として、アカデミー事業を2025年1月に一般社団法人へ移行新規タブで開きますしたことが挙げられる。社団法人の売上高を単純に加算すると前年度比で約1億円の増加となるが、グループ間取引の相殺消去を考慮していないため、連結ベースの売上高ではない点には留意が必要である。
引用終わり出典第19期定時株主総会結果および決算概要について新規タブで開きます売上高は849,871,613円(前期比24,317,173円減)となりました。このうち広告料収入は488,298,118円(同7,236,850円増)、入場料収入は95,672,290円(同1,957,592円増)でした。一方で、経常損失は54,062,736円、当期純損失は54,432,870円となりましたが、いずれも前期比では損失幅が縮小しております。
なお、当期決算にはアカデミー部門の一般社団法人化に伴う組織再編の影響が含まれており、前期との単純比較には留意が必要です。
当期純損失は5443万円となった。費用削減により収支は改善したものの、4期連続の赤字となっている。
貸借対照表は非公表のため純資産額は不明である。前年度の純資産額と当期の損失を単純計算すると純資産はマイナスとなり債務超過に陥る計算となるが、信濃毎日新聞の報道では「債務超過は回避新規タブで開きます」とされており、年度内に増資が実施された可能性が高い。
AC長野パルセイロは、2024年9月発表の2025シーズンクラブライセンス判定において「停止条件付きJ2ライセンス交付」となっている。これはライセンス審査期間において当年度末(2024年度)に債務超過へ陥る可能性を排除できなかったことが理由である。増資により停止条件は充足したものの、翌年の2026特別シーズンクラブライセンス判定では財務面で特記事項付き新規タブで開きますとされるなど、依然として財務面に懸念が残る状況にある。
クラブは、競技面・経営面・ガバナンス面のすべてにおいて複合的な課題が同時に顕在化したと総括し、経営体制および組織体制を刷新。複数年度を見据えた抜本的な組織改革に取り組む方針を示している。
引用終わり出典第19期定時株主総会結果および決算概要について新規タブで開きます最後になりますが、現在トップチームおよびレディースチームの戦績は極めて苦しい状況にあり、株主の皆様、パートナー企業、ホームタウン自治体、そしてファン・サポーター、ボランティアの皆様には多大なるご心配をおかけしております。この現状を真摯に受け止め、まずは目の前の一戦一戦に不退転の決意で臨み、停滞感を打破してまいる所存です。
しかし、我々が目指すべきは一時的な浮上ではなく、地域に根差し、常に勝利を争える強い組織への進化です。そのためには、今ここで歩みを止めることなく、策定した中期計画に基づき、「勝利へのこだわりへと強い執念を持った競技力改革」と「盤石な基盤を築く経営再建」を、いかなる時も両輪として推し進めていかなければなりません。チームが苦境にある今こそ、これまでの構造的課題から目を背けず、複数年度を見据えた抜本的な改革を断行し、持続可能なクラブ運営を確立することがクラブの使命であると考えております。AC長野パルセイロがある喜びを、次世代、そしてその先の世代へと繋いでいくために、全力を尽くしてまいりますので、皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご声援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。
なお、定時株主総会においてシーズン移行に伴う事業年度の変更が決議されている。新たな事業年度は毎年7月1日から翌年6月30日まで。したがって今期(第20期)は2026年1月1日から6月30日の6ヶ月間となる。
リンク
公式

第19期定時株主総会結果および決算概要について (2026年03月24日)新規タブで開きます
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報道

AC長野運営会社、4期連続赤字 債務超過は回避 (2026年03月24日)新規タブで開きます
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