FC岐阜を運営する株式会社岐阜フットボールクラブは4月28日、2025年度決算(自2025年2月1日、至2026年1月31日)を発表した。
引用終わり出典株式会社岐阜フットボールクラブ 第20期定時株主総会 決算概要および決議の結果について新規タブで開きます4月28日(火)に第20期定時株主総会を開き、各議案について決議され、承認されましたのでお知らせ致します。
また第20期(令和7年2月1日から令和8年1月31日まで)の事業報告の一部をご報告させていただきます。
決算概要
今回発表されたのは損益計算書および貸借対照表。売上高の内訳は文中で説明されている。
| 項目 | 数値 | 前年差 |
|---|---|---|
| 売上高 | 9億9700万円 | -1200万円 |
| 営業利益 | マイナス▲6500万円 | -9200万円 |
| 経常利益 | マイナス▲6400万円 | -9600万円 |
| 当期純利益 | マイナス▲6500万円 | -9700万円 |
| 純資産額 | 6400万円 | -6500万円 |
| リーグ戦平均入場者数 | 4,773人 | +89人 |
| 年間総入場者数 | 93,532人 | +2,535人 |
売上高は9億9700万円で、前期比1200万円の減収となった。売上高の内訳は公表されていないが、興行収入(入場料収入)が増加した一方で、スポンサー収入および移籍金収入が減少したことが影響した。なお、スポンサー収入の減少は地域貢献活動への協賛に伴う区分変更の影響があり、売上高の減収は移籍金収入の減少(前期比2300万円減)によるもので、経営上の大きな懸念ではないという。
引用終わり出典株式会社岐阜フットボールクラブ 第20期定時株主総会 決算概要および決議の結果について新規タブで開きます収入面では協賛社数が46社増17社減で純増29社となり360社となりました。一方で広告料収入額が493百万円昨対比98%、5百万円の減となりました。これは社名看板などの掲出(広告料収入)ではなく弊社の地域貢献活動などにご協賛いただいた結果、別の売上区分に入ったためです。グッズ販売収入については笠松競馬場出身である名馬オグリキャップとコラボしたユニフォームの販売が好調で、ユニフォーム全体の販売数が歴代2位の2,507枚となりました。またオンライン販売による選手のヒーローグッズも好調で、2期連続で1億円を超えました。売上は過去最高額の109百万円(昨対比106%)を達成しました。
また大きなイベントとして12月には元日本代表で弊クラブに所属していた柏木選手の引退試合を行いました。普段見られない日本を代表する有名選手が岐阜に集まり15,000人を超える観客が日本全国から集まり、Jリーグで大きな話題となりました。
売上全体では、997百万円(前年比98%)となりました。前期の1,000百万円超からは微減ですが、これは選手移籍金収入が約23百万円減少したことによるもので、経営上の大きな懸念点ではありません。
一方、費用面では、J3残留のためのトップチーム強化を進めた影響により支出が増加した。トップチームは8月末時点でJ3・JFL入替戦圏内の19位に低迷していたが、補強や監督交代により最終的に13位となった。
引用終わり出典株式会社岐阜フットボールクラブ 第20期定時株主総会 決算概要および決議の結果について新規タブで開きます一方、支出面では来期以降を見据えたトップチームの選手補強に注力した結果、チーム経費が前年比113%(54百万円増)となり、売上原価全体は902百万円(前年比110%)となりました。
会社としての最終損益は、昨年の32百万円の最終利益に対し、来期以降を見越した選手の大型補強費用などにより65百万円の最終損失で着地しました。
この結果、当期純損失6500万円を計上した。黒字決算となった前年度の報告では「黒字体質を継続させることが経営課題」としていたが、当期は赤字決算となった。
今後の見通し
純資産額は6400万円と減少しており、今後の損益動向には注意が必要な水準となっている。クラブは引き続き「黒字体質を継続させること」を経営課題として掲げている。
引用終わり出典株式会社岐阜フットボールクラブ 第20期定時株主総会 決算概要および決議の結果について新規タブで開きます経営面ではこの第20期に、前期の黒字を使いJ3リーグ残留の為にチーム強化に費やしました。百年構想リーグ後には3期赤字連続によるJリーグライセンスはく奪ルールが再開されます。経営の安定化を図り、売上高の最大化、原価の見直しを含め黒字体質を継続させることが経営課題であると認識しています。
なお、上記引用にある「3期赤字連続によるJリーグライセンスはく奪ルールが再開されます」という記述については事実誤認である。現行の特例措置では2026/27シーズンは判定対象外とされており、3期連続赤字のカウントは2027/28シーズンから開始される。
また、株主総会の決議事項には決算期変更が含まれており、次期(第21期)は決算期間が短縮される見込みである。