横浜FCが第三者割当増資を発表

2021年07月23日

横浜FCが第三者割当増資を発表

横浜FCを運営する株式会社横浜フリエスポーツクラブは2021年7月23日、株式会社ONODERA GROUPを割当先とする第三者割当増資の実施を発表しました。

株式会社横浜フリエスポーツクラブ 第三者割当増資の実施について (2021年7月23日)
www.yokohamafc.com

増資の内容

引受の内容

■新株発行数: 普通株式 8,000株
■引受金額: 4億円(1株につき50,000円)
■割当先: 株式会社ONODERA GROUP

会社法第445条及び会社計算規則第14条の規定に従い、増資金の1/2を乗じた金額を資本準備金に充当。
増資後の資本金は5億5,364万円となりました。

第三者割当増資の結果、㈱ONODERA GROUPの持ち株比率は36.3%で筆頭株主となりました。また、当初筆頭株主であった、㈱ONODERAホールディングス(代表取締役会長: 小野寺 裕司)の持ち株比率は35.2%となり、これを含むONODERAGROUP全体による当社の持株比率は71.5%となりました。

尚、当社の資本金は一時的に5億円を超え、会社法上の大会社区分となりますが、過去に生じた利益剰余金の欠損填補として、年内中に無償減資を進め、経営状態の回復を目指す方針でございます。

(単位: 百万円)純資産資本金資本剰余金等利益剰余金
2020決算16354125-463
増資後416554325-463

プレスリリースの内容を反映した増資時点での貸借対照表・純資産の部は以上のようになります。引受金額の4億円のうち、1/2にあたる2億円は資本剰余金等(資本準備金)に計上されています。

(資本金の額及び準備金の額)
第四百四十五条 株式会社の資本金の額は、この法律に別段の定めがある場合を除き、設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする。
2 前項の払込み又は給付に係る額の二分の一を超えない額は、資本金として計上しないことができる。
3 前項の規定により資本金として計上しないこととした額は、資本準備金として計上しなければならない。

会社法 (資本金の額及び準備金の額)
elaws.e-gov.go.jp
(株)ONODERA GROUP(株)ONODERAホールディングスその他
2020決算0%55%45%
増資後36%35%29%

増資前の株式会社横浜フリエスポーツクラブの筆頭株主は(株)ONODERAホールディングスでしたが、今回の増資によって、(株)ONODERA GROUPが発行済株式総数の36.3%を保有する筆頭株主になりました。株式会社ONODERA GROUPはONODERA GROUPの純粋持株会社であり、株式会社ONODERAホールディングスは中間持株会社です。したがって、株式会社横浜フリエスポーツクラブの発行済株式総数の71.5%をONODERA GROUPが保有することになりました。

ONODERA GROUP 横浜FCの第三者割当増資を実施 —グループシナジーを生かし、スポーツ・エンターテイメント事業を強化 (2021年7月23日)
www.onodera-group.jp

プレスリリースによると、2021年度内に減資を実施する予定ということです。

リンク

株式会社横浜フリエスポーツクラブ 第三者割当増資の実施について (2021年7月23日)
www.yokohamafc.com
ONODERA GROUP 横浜FCの第三者割当増資を実施 —グループシナジーを生かし、スポーツ・エンターテイメント事業を強化 (2021年7月23日)
www.onodera-group.jp
会社法 (資本金の額及び準備金の額)
elaws.e-gov.go.jp
横浜FCが第三者割当増資を発表

日付: 2021年07月23日

最終更新日: 2022年04月15日

クラブ: 横浜FC

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