2022年05月13日
鹿島アントラーズが第三者割当増資の実施を発表
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは2022年5月13日、株式会社メルカリおよび株式会社LIXILを引受先とする第三者割当増資の実施を発表しました。
今回の増資によってLIXILが新たに鹿島アントラーズの10%の株式を保有する株主となりました。親会社であり今回の増資の引受先の一つでもあるメルカリの保有比率は増資前と変わらず71.2%です。なお、今回の増資によって、2019年7月まで親会社であった日本製鉄の保有比率は7.1%まで下がっています。
増資の引受額は非公表。
本件は、本日5月13日(金)実施の臨時株主総会で正式承認されました。メルカリが保有する鹿島アントラーズの発行済株式はこれまで同様の71.2%となり、鹿島アントラーズは経営パートナーであるメルカリとともに、持続的な成長に向けて連携してまいります。
また、LIXILが鹿島アントラーズの発行済株式のうち10.0%を取得し、新たに資本提携契約を締結することとなりました。鹿島アントラーズとLIXILはこれまで28年間にわたるパートナーシップを通じ、ともに歩んできました。今後はさらに関係を強化していくとともに、スポーツを通じたSDGsの取り組みにおいても協力し、持続可能な社会実現を目的とした啓発活動などを推進してまいります。
(単位: %) | メルカリ | LIXIL | 日本製鉄 | 地方自治体 | その他企業 |
---|---|---|---|---|---|
増資前 | 71.2 | 0.0 | 11.0 | 7.7 | 10.1 |
増資後 | 71.2 | 10.0 | 7.1 | 5.0 | 6.7 |
差分 | 0.0 | 10.0 | 3.9 | 2.7 | 3.4 |
メルカリの保有比率が増資前と増資後で変わらないということは、増資に伴う新規発行株式のうち71.2%がメルカリを引受先としていることを意味します。したがってLIXILは新規発行株式のうち28.8%を引き受けています。
LIXILが取得した新規発行株式数の28.8%は増資後の発行済株式総数の10.0%と一致するため、増資に伴う新規発行株式数は、増資前の発行済株式総数の約53.2%と推定できます。
ところで、2019年7月にメルカリが日本製鉄との株式譲渡契約により鹿島アントラーズの株式を取得した際のメルカリの保有比率は61.6%でした。今回の発表では増資前のメルカリの保有比率が71.2%となっていたため、2019年7月から今日までの間に、メルカリと地方自治体及びその他企業の間で株式譲渡が行われていたようです。