2023年03月17日
愛媛FCが2022年度決算を発表
愛媛FCを運営する株式会社愛媛FCは2023年3月17日、2022年度決算を発表しました。
発表されたのは、売上高(営業収入)、経常利益、当期純利益の3項目です。
項目 | 営業収入 | 経常利益 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
2021決算 | 8億4600万円 | 3100万円 | 2500万円 |
2022決算 | 7億8800万円 | 1300万円 | 1100万円 |
前年比 | 5800万円 | 1800万円 | 1400万円 |
※ 金額は百万円単位で四捨五入
営業収入は7億8800万円。前年比5800万円の減収となりました。
当期純利益は1100万円。コロナ禍初年度の2020年度から3期連続で黒字を達成しています。
(2)業績コメント
収入は、前期に比べ、ホームゲーム試合数が4試合減少したものの平均来場者数増加により、チケット売上や物品売上は増加。Jリーグ配分金やスポンサー広 告料、シーズンシート売上の減少の影響もあり、売上高は前年比58百万円の減収となりました。また、支出に関しては、人件費や遠征費の見直し、他部門での経費削減にともない、売上原価に販売費及び一般管理費を加えた支出額は、前期比4千万円の減少という結果となりました。その結果、当期の経常利益は、13百万円となり、当期純利益11百万円の黒字を計上する結果となりました。
各科目の内訳は発表されていませんが、減収の要因としてJ3降格に伴うスポンサー収入とJリーグ配分金の減少が挙げられています。
Jリーグ配分金については、降格1年目のシーズンであったため前年所属カテゴリの均等配分金の80%を保証する降格救 済配分金が支給されています。愛媛FCの場合、2022年度はJ2所属時の均等配分金1億5000万円の80%である1億2000万円が保証されるため、J3均等配分金3000万円に加えて降格救済配分金9000万円が支給されています。
なお2023年度の配分金は、降格2年目のシーズンとなるため前々年所属カテゴリの均等配分金の60%が保証されていますが、リーグ全体の均等配分金の減額によって当初予定額より減少しています。減額後のJ2の均等配分金1億円の60%である6000万円が保証されるため、J3均等配分金2000万円に加えて降格救済配分金4000万円が支給されることになります。