2025年04月30日
FC岐阜が2024年度決算を発表
FC岐阜を運営する株式会社岐阜フットボールクラブは2025年4月30日、2024年度(自2024年2月1日、至2025年1月31日)の決算を発表した。
今回発表されたのは損益計算書及び貸借対照表。Jリーグ発表に基づく内訳は公開されていない。
項目 | 数値 | 前年差 |
---|---|---|
売上高 | 10億0900万円 | 1億0500万円 |
営業利益 | 2700万円 | 9600万円 |
経常利益 | 3200万円 | 9900万円 |
当期純利益 | 3200万円 | 9900万円 |
純資産額 | 1億2900万円 | 3200万円 |
リーグ戦平均入場者数 | 4,684人 | 50人 |
年間総入場者数 | 90,997人 | 1,063人 |
2024年度決算
収入面では協賛社数が23増30減で純減7社となり329社となりました。協賛企業数は微減となりましたが大口の新規獲得により広告料収入は昨対比104%、22百万増となりました。
グッズ販売収入についてはオンライン販売の売上がホームゲームの売上を上回るほど好調で、また選手グッズの受注販売も順調に伸びたこともあり、初めて1億円を超えました。結果昨対比107%、売上は過去最高額となる103百万円となり 会社の総売上高の約10%を占めるほど貢献するようになりました。また2月に名古屋グランパスとプレシーズンマッチを行ったことも売上に大きく貢献しました。全体としては2020年までのJ2時代及びコロナ禍時代以後、J3リーグ各チームへの分配金が132百万円減少し18百万円となる中で、皆様方のご支援のおかげで売上高は10億円超えに回復し、昨対比111%、104百万円増の1,009百万円での着地となりました。
支出面では、興行原価については試合の設営準備やチケット販売を委託から自社で行うことで約18百万円減らし昨対比84%95百万円となり、またトップチーム経費は2月に2024シーズンのキャンプ合宿、1月に2025シーズンのキャンプ合宿の計2回を行うことになり合宿費用が例年より16百万増となりましたが、若手選手に移行したことで昨対比94%、419百万円となり23百万円減となりました。結果売上原価全体としては814百万円で昨対比99%となり昨年とほぼ同額を維持しました。
会社としての最終損益は、昨年の67百万円の損失に対し、皆様のご理解とご支援、また自助努力による大幅改善により32百万円の最終利益にすることができました。
FC岐阜の2024年度の売上高は10億0900万円。前年差1億0500万円の増収となり、2020年のJ3降格以降で最高、J2所属時以来の売上高10億円を達成した。入場料収入が微減したものの、スポンサー収入やグッズ収入が増収を牽引した。
一方で費用面では、黒字化達成のためトップチーム強化費などの経費を削減。前年度から横ばいの着地となった。収支の改善により当期純利益3200万円と4期ぶりの黒字決算となった。
純資産額は1億2900万円。
2025年度予算
2025年度はトップチームのJ2昇格を目標に掲げつつ、引き続き黒字体質を継続していく方針。
経営面では、過去コロナ禍の第16期、17期、18期から続く赤字の収支を大幅に改善しこの第19期で黒字化しましたが、今後予想されるJリーグのシーズン移行などに柔軟に対応するためにも売上高の最大化、売上原価の見直しを図り、黒字体質を継続させることが経営課題であると認識しています。
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