2025年04月25日
レノファ山口FCが2024年度決算を発表
レノファ山口FCを運営する株式会社レノファ山口は2025年4月25日、2024年度(自2024年2月1日、至2025年1月31日)の決算を発表した。
今回発表されたのは損益計算書及び貸借対照表。
項目 | 数値 | 前年差 |
---|---|---|
売上高 | 12億5100万円 | 1億5300万円 |
営業利益 | ▲2900万円 | 4200万円 |
経常利益 | ▲3000万円 | 3500万円 |
当期純利益 | ▲3000万円 | 3500万円 |
純資産額 | 2億4000万円 | 3000万円 |
リーグ戦平均入場者数 | 6,089人 | 1,682人 |
年間総入場者数 | 115,696人 | 23,144人 |
2024年度決算
2024年度の決算について報告させていただきます。売上高は約1.5億円増加し、12億5,104万円となりました。これは、物販収入、入場料収入、移籍金収入などの分野での強化が実を結んだ結果であり、日頃よりご支援いただいている皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
一方で、トップチームの人件費や運営経費の増加に加え、シーズン開幕の前倒しによりキャンプ費用が年度内に2回分計上されたことなどが影響し、3,038万円の純損失を計上する結果となりました。ようやく黒字化が実現していた中での3期ぶりの赤字計上は残念ではありま すが、要因を分析し、今後の改善に繋げてまいります。特に、スポンサー収入の減少に対する対応の遅れが大きな要因となりました。今後は収入を上げられる仕組みづくりとクラブの価値向上に全力で取り組み、持続的かつ健全な経営を実現していきます。今後は予実管理のさらなる徹底を図り、より安定した運営体制を築いてまいります。
レノファ山口FCの2024年度の売上高は12億5100万円。前年差1億5300万円の増収となった。2019年度の12億8900万円に次ぐ過去2番目の売上高だが、2022年度決算より会計処理方法を税込経理方式から税抜経理方式に変更していることから、実質的に過去最高の売上高になっていると考えられる。
スポンサー収入が減収した一方で、秋口までJ1昇格プレーオフ争いに参加していたように競技面の好成績を背景とした入場料収入、物販収入の好調さが増収の要因となった。また今回の発表から新たに移籍補償金等収入の科目が設けられており、こちらも増収に寄与したことが判明している。
一方で物価の高騰を背景としたトップチーム運営経費の増大などにより費用も増大。3000万円の純損失を計上した。純資産額に対して大きな損失額ではないが、赤字決算は望まざる結果であり、今期は収支の改善に努めるという。
この日、渡部博文社長は維新みらいふスタジアム(山口市)で記者会見し、物価の高騰も赤字の要因の一つと説明。「試合で勝利を届けながら、スポ ンサーの拡大や集客増に尽力し、安定した運営体制を築いていきたい」と話した。
純資産額は2億4000万円。22年度に実施した4億円規模の第三者割当増資の影響もあり安定した水準を保っている。
赤字の大きな要因となった広告収入は今期回復の見込みで、集客面ではグルメエリアなどのイベントにも力を入れていくということです。
25年度の予算については公開されていないが、24年度に減収したスポンサー収入については今期回復の見込みを示している。
リンク
公式
報道
レノファ山口FCの最新の記事
- レノファ山口FCが2024年度決算を発表
2025年04月25日
- レノファ山口が2023年度決算を発表
2024年04月26日
- 【2022年度完全版】債務超過を解消したクラブ
2023年07月25日
- 【2022年度先行発表】債務超過を解消したクラブ
2023年05月26日
- レノファ山口が2022年度決算を発表
2023年04月26日